農業・自然が大好きなサクです!今回は僕の中でもトップレベルのおすすめの本を紹介します!
今回は、自然がワクワクに溢れていることを思い出させてくれた本になっています。
農業をやっている人にはぜひ読んでもらいたい!
農作業が何倍にも楽しくなる価値観を教えてくれる本です!
どんな本?内容は?
子どもと一緒に雨の森に出かけてみましょう。自然は嵐の日も おだやかな日も 夜も昼も 憂鬱そうに見える日も子どもたちへの一番大切な贈りものを用意しておいてくれます。
本書の帯より引用
感じたこと
子どもが身近にいる人にとって、「これ何?」という言葉はよく耳にします。
植物や虫、自然現象などに対して、大人はそれは当たり前で、名前や特徴などを知ろうとはしないことが多いと思います。
でも、何十年もこの地球に生きてきて、生まれて数年しか経っていない子どもの質問に答えられないって、結構恥ずかしいことだと思います。
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を身につけてほしいと頼むでしょう。
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、変わらぬ解毒薬になるのです。
本書より引用
蝉の声はうるさいけれど、掃除機よりも騒音としての数値が高いことに驚いたり。
鳥の鳴き声が数種類あるのは知っているけれど、どの鳥なのかを知らなかったり。
これらは普段きく自然の音をシャットアウトしているからこそ起きる現象です。
それらの音を雑音とせず、興味を持って聞こうとすれば、変わりゆく季節や珍しい動物の鳴き声にワクワクできます。
音をきくこともまた、実に優雅な楽しみをもたらしてくれます。
本書より引用
本書の中で、「美しい自然の光景は、住民にとって、毎年何十回も見ることができます。見ようと思えばほとんど毎晩見ることができるために、おそらくは一度も見ることがない」と語られています。
いつも新しい場所を求め旅行をしたりするけれど、自分が住んでいる街を探索したり、イベントに参加することが少ない人が多いのではないでしょうか?
目の前に宇宙の美しさがあり、今見ているものの意味に思いを巡らせ、静かに高揚することだってできるはずです。
「あーなんか面白いことないかな〜」ではなくて、目の前に広がる自然で十分楽しめるのです。
子どもが小さな虫を目で追いかけたり、砂の中のクリスタルを見つけ出したりするのは背が低いからこそなのかも知れません。
しかし、それだけではなくて、小さな世界の魅力に気がついているからなのかも知れません。
農業の世界では、最近”きんちゃん農法”で話題にも挙がっていますが、小さな微生物たちが作物の成長を支えているという理論です。
大規模化が進む現代で、結果だけではなく、その過程・発端の小さな世界に目を向けることは本書とも繋がる部分だと感じました。
終わりに
農作業中に、音楽・ラジオを聴いたり、畑の外の様子には目を向けなかったりしている僕でした。
しかし、せっかく最高の自然の中に身を置いて仕事をしているのだから、五感を自然に任せて作業することも幸せな時間を作ることができるのかなと思います。