農起業に向けて勉強中のサクです!
過激なタイトルで農家を目指している人にとって気になる本書を読みました。
実際本書を読んで、こんな農家になりたいなーと想像していた未来像を大きく変えられました。
そんな「農家はもっと減っていい」を読んだ感想を書いていきます。
どんな本?内容は?
「恵まれない農家さんを助けたい」。農業に関心を持つ学生やビジネスパ
amazon 本書紹介文より引用
ーソンにとって、農家は手を差し伸べる対象として捉えられています。
農家の側にも、哀れだと思われていた方が得という人がいて、あえて訛
りを強調するような小芝居が入ることすらあるので、注意が必要です。
一方、産業化が進む現代の農業は、古い「貧農像」とはかけ離れていま
す。その抱える問題も深く構造的で、浅薄な「善行」で助けられるよう
なものではないのです。 本書では、
第一線の農業者である著者が、農業にまつわる古い「常識」を一刀両断。
忖度なしの具体的でロジカルな提言で、読者の認識をアップデートし、
農業の本当の知的興奮へといざないます。
気づきと考察
社会問題とも言われていますが、高齢者が作った野菜をおすそ分けと称して、知り合いに配る慣習。
このせいもあって、市場に出された野菜の売り上げが落ちているという現状にもなっているそうです。
しかし、農業は人と繋がれるというメリットをもっているので、そうなるのも仕方ないのかなと僕は思います。
資本主義の世界で批判されるのはもっともですが、生きがいを奪いたくはありませんね。
野菜の需要は6割が、家庭消費用ではなく、加工・業務用だそうです。
野菜自体に価値をつけるのではなく、フードシステム全体で価値を形成しています。
生産と消費の間に加工の業者が入ることで、野菜の生産の部分は安定供給が求められ、自ずと小規模農家が選ばれなくなってきてしまいます。
野菜を売ることで収益を得るのは容易ではないことがわかります。
安定供給の農家になることは、僕の求める自由ではないような気がしています。
大きな流通の中で、新鮮な野菜が消費者に届くことはほとんどありません。
僕自身、とれたての野菜を炒めて塩コショウだけで食べた時の感動を最近知りました。
野菜嫌いな人は美味しい野菜を食べてないだけなのかもしれません。
この収穫してすぐ食べる野菜を消費者に届けることは現状、小規模農家しか出来得ないことだと思います。
小さい農業者が一番避けるべき悪手は、皆がいいと思うものに取り組むことです。「みんな大好き」なものに寄せていけるのは、経営資源に恵まれたプレーヤーだけです。
本書より引用
皆がいいと思うものは、現実にあるものだから、それはお金を出して買うべきかなと思います。
この世になくて、誰もやろうとしないけれど、あってほしいと自分が思う小さな需要に目をつけたいと思います。
僕自身が楽しめる農場を作ることを念頭に進めていきます。