:農業では季節ごとの作業があり、自然のサイクルを身近に感じられます。春の種まきから冬の土づくりまで、一年を通じて自然の循環を体験できるのは素晴らしいことです。た工夫を知っているので、本を読んでいるだけではしれないことも教えてくれます。
楽しみ方が人それぞれ:農業には「ビジネスとしての面白み」や「土いじりの楽しさ」など、多様な魅力があります。人によって楽しめるポイントが異なることが、農業の深さと楽しさにつながっています。
チームで連携する作業が楽しい:部活動のように、周りを見て自分の役割を考え、互いに励まし合いながら目標に向かって進むことができます。みんなで協力してやり切った時の清々しさは格別です。
働いた後の飯がうまい:体を動かした後に食べる食事ほど美味しいものはありません。空腹は最高の調味料とも言われますが、農作業後の食事はまさにその通りです。
休憩時間の過ごし方が自由:農作業の合間の休憩時間は自由度が高く、自分の好きな方法でリフレッシュできます。木陰でゆっくり休んだり、同僚とおしゃべりを楽しんだりと、気分転換の方法は様々です。
自然と一体化できる:畑や田んぼで作業をしていると、自然の一部になったような感覚を味わえます。季節の移り変わりや天候の変化を肌で感じられるのも農業ならではの魅力です。
育てる喜びを感じられる:種まきから収穫まで、作物の成長を見守る過程には大きな喜びがあります。自分の手で育てた作物が実る瞬間は、何物にも代えがたい達成感を味わえます。
健康的な生活ができる:農作業は自然と体を動かすことになるので、健康的な生活を送りやすいです。適度な運動と新鮮な空気、そして自分で育てた野菜を食べることで、心身ともに健康になれます。
創造性を発揮できる:農業には問題解決や効率化のための工夫が必要です。新しい栽培方法を試したり、独自の農具を考案したりと、創造性を存分に発揮できる場面が多くあります。
地域とのつながりが持てる:農業を通じて地域の人々と交流する機会が増えます。地域のイベントや直売所での販売など、地域社会との結びつきを深められるのも魅力の一つです。
- 先生があちこちにいる:農業を本気で学ぼうとする人にとって、農家さんはみんな先生になりうるのが魅力です。伝統的な知識や経験に基づいた工夫を教えてくれるので、本だけでは得られない貴重な学びがあります。
- 大稼ぎできる可能性を秘めている:農業は創意工夫次第で高収益を上げられる可能性があります。独自の栽培方法や販路開拓、付加価値の高い農産物の生産など、ビジネスとしての面白さも農業の魅力の一つです。
- 静かな高揚感を味わえる:種から芽が出て、花が咲き、実がなる過程は何度見ても不思議で感動的です。収穫時のワクワク感や、自分で育てた作物を味わう時のドキドキ感は、静かながらも心の底から湧き上がる高揚感をもたらします。
- 雨の日の非日常感を楽しめる:雨の日の農作業は特別な雰囲気があります。雨音を聞きながら作業することで、普段とは異なる感覚を味わえます。また、雨上がりの畑の匂いや、作物が雨を吸収する様子を観察するのも農業ならではの楽しみです。
- 空を見上げる時間がある:農作業中は自然と空を見上げる機会が多くなります。季節ごとに変化する空の色や雲の形を楽しんだり、天候の変化を予測したりすることができます。この小さな瞬間が、農業の魅力の一つとなっています。
- 急かされないことの魅力:農業では自分のペースで作業を進められることが多いです。焦らずに丁寧に作業することで、ストレスを感じにくく、より質の高い農作物を育てることができます。この「急がない」姿勢が、農業の魅力の一つとなっています。
- アイデアが次々と湧いてくる:農作業中は単純な繰り返しの作業が多いため、頭の中で自由に考えを巡らせることができます。新しいアイデアや解決策が思いがけず浮かぶことも多く、創造性を刺激する場としても農業は魅力的です。
- 風景に飽きることがない:毎日同じ場所で働いていても、自然が作り出す風景は日々変化します。美しい雲の形や、鳥のさえずり、野菜の成長など、飽きることのない自然の変化を楽しめるのも農業の魅力です。
- 人間関係のストレスが少ない:農業では基本的に一人で作業を進めることが多いため、人間関係のストレスが比較的少ないです。大自然の中で自分のペースで作業できることは、心の安らぎにもつながります。また、共に働く仲間との関係も、共通の目標に向かって協力し合う健全なものになりやすいです。
- 季節ごとの楽しみがある:農業は季節と密接に結びついているため、季節ごとに異なる作業や楽しみがあります。春の種まき、夏の収穫、秋の実りの喜び、冬の土づくりなど、一年を通じて様々な農業体験を楽しむことができます。
ほんの小さな種から綺麗な緑色の芽が出てきて、花がさき実をつける姿は何度見ても不思議です。
立派に実った作物をもぎとるワクワク感と、それをがぶっとかぶりついた時のドキドキ感。
声を出して喜ぶというよりは、心のそこからワクワクする静かな高揚感がたまりません。
もちろん業務中は効率を考えながら、テキパキと動かなければなりません。
しかし時間制限を考えて、焦って行動する必要はありません。
作物は逃げませんし、いくら焦っても一日で進む業務量は変化しません。
急かされることがストレスになってしまう僕にとっては欠かせないポイントです。
なにか物作りをしていたり、新しい試みをしようとしている人にとっては最高です。
農作業は単純な繰り返しの作業が多いので、その中で多くのことを着想できます。
普段から考えるのが好きな人にとっては、業務を進めながら、頭の中で自分の世界に入れるのも農業のいいところです。
毎日同じ場所で働いていたとしても、自然が作る毎日は同じになることはありません。
綺麗な雲があったり、鳥が鳴いていたり、野菜の芽が出ていたり。
仕事をしていく上で、マンネリして飽きてしまうことほど、つまらなくなることはありません。
いくら悪い性格の人と一緒になったとしても、基本は自分一人で作業を進めていくことが多くなります。
しかも大自然の中で。
そんな中でいくら嫌いな人に嫌なことをされても、ちっぽけなことのように思えて、家に持ち帰って悩み込むことはほとんどありません。(個人差はあると思いますが。)
農業は「美味しい作物を育て、それを消費者に届ける」これが根底にある目的である。
これを果たすために、どうすればいいのかを一つ一つ考えて行動するだけ。
根本を見失わないから、堂々と進める。目的を果たす方法がわからなかったら調べればいいし、実際に実験してみてもいい。
食に関わることだから、誰もが知っていて、人類にとって欠かせない仕事。
若い人も健康に気を使うし、歳をとったら家庭菜園に目覚める人も多い。
野菜って、健康のためにも生きがいのためにも必要なものだから、ものを売ってもいいし、育てるためのノウハウを売ったっていい。
あの人は農業の力を信じている。おしゃれな服より、速い車より、美味しくて安全な食べ物の方が人間には重要なんだって、いつも言っている。
小説 幸せの条件より引用
学生の頃ずっと思っていた。子供の頃は誰にでも挨拶をしていたのに、今は知らない人は見向きもしない。
しかし、農業を営む人たちは車ですれ違う時も手をあげて挨拶をしたり、家庭菜園で野菜が収穫できたらお裾分けをしたり。
今まで忘れてきた人とのつながりを思い出させてくれた。やっぱり人とすれ違った時に笑顔で挨拶をすると気持ちがいいし、気分が良くなる。
学生の頃はお金がなかったり、時間がなかったりして自由になりたいと思うことが多くありました。
でも、農業をやっていると休憩時間や作業中にみんなで話して声を上げて笑ったり、夜はお風呂が最高だし、ご飯もうまい。そして眠くなってくる。
暇つぶしとかはする必要がなくて、いろんなものが満たされている感覚になっています。
会社勤めの人だと、急な外食の誘いがあり、出費になるかと思いますが、農業をしているとそういうことはほとんどありません。
外食をしなくても、肉体労働の後の自分が作るご飯はなんでもうまい。
外食の費用が浮くだけでなく、農家さんは家庭菜園をしている人が多いので、野菜をタダでいただけることもあり、プラスになることがたくさんあります。
室内の単純作業だったら、眠たくなったり、飽きたりしてしまうけれど、外での農作業は常に風や鳥、虫の鳴き声が鳴り響いています。
それがとても心地いい。
集中している時はそれらの声は聞こえませんが、ふと一息をつくと気持ちのいい生命の声が聞こえてきて、また集中モードに切り替えることができます。
他の仕事だったら、すぐに変えがきいたり、ヘルプを呼んだりすることができるかもしれませんが、農業はそうではありません。
誰かが急に休んだりすると、誰かに負担がかかってしまう。
人手は多いほど良くて、農業素人の僕でさえ必要としてくれます。
新時代の農業は、最高の農作物を作るために従来の方法だけでは持続することが難しくなってきます。
これからは、農業経験のないスタッフのアイデアや、他の分野のノウハウを応用すること必要が増えてきます。
そのため、農場のオーナー自身も初めてのことにチャレンジする必要があるので、農場の全員で試行錯誤や過程の変化を余儀なくされます。
新しいことをどんどんやっていける農業は最高です。
自分で考えて、実験できるのが農業の楽しさです。
ブルーオーシャン戦略でもよく言われますが、「他人と違うことを他人と違うやり方でやる」ということができるのが農業の魅力だと思います。
他社との競争していると、時間を削って仕事をしなければというマインドが生まれてしまいます。
沖縄の離島で短期バイトをしている時、85歳現役でかぼちゃ農家として働いている方と出会いました!
毎朝畑で作業をしている姿を見かけ、とても元気をもらいました。
定年後も働けるって今の時代はとても魅力的だと思います。
「最近仕事つまらないなあ」とか「この職場の人たちと一緒にいて楽しくない」とか思うようなときありますよね。
そんな時は大抵、自分から壁を作って、仕事中笑わないように振る舞っているような気がします。
仕事中ふしたときに笑えるって、とても最高だと思います。
シーズンによって、忙しい時と暇が作れる時期がある。だから、シーズン終わりに向かって、振り切って仕事ができる。
肉体労働あるあるなのかも知れませんが、炎天下の中、汗だくになってカラカラの状態で飲む冷えた炭酸ほど、美味しい飲み方はないと思っています。
飲み過ぎ注意なのはわかっていますが、つい飲んでしまうんですよね。
「信頼されていれば」の条件付きですが。
見られながら作業するのが大の苦手な僕にとっては、最高のポイントです。
周りに誰もいない状態で作業ができます!(周りを気にせず歌い放題)
短期アルバイトの人や、近所の農家さんなど…いろんな方とお友達になれるのも魅力の一つ。
僕が農家になろうと思った一つの理由に、大切にしたい家族や友人に時間・労力ををかけた贈り物で恩返しをしたいというのがあります。
繋がっていたい人たちの役に立つ(役に立っていると思う)ことは幸せに繋がると思っています。
登山で山頂に着いた時と同じ感覚があります。
単純作業でも、修行・成長するための作業だと思うと楽しくなります。
出費を抑え、必要なものをカスタマイズして作ることは立派な仕事になります。
最後に
農業の小説を読んでいると、まさにこれだ!という文章に出会ったので紹介します。
農業が人手を必要としているのではない。農業を必要とする人がいる。〜小説「幸せの条件」という小説を読んで〜食べるものを、自分たちで作って、生きる。
それによって、他の人たちの食を支えて、生きる。
常に、大いなる自然の一部として、生きる。
季節を感じながら、雨風と闘いながら、生きる。
体力的にキツくても、暑くても寒くても、笑って、生きる。
とにかくあの場所で、みんなと笑いながら、生きる。
小説 幸せの条件より引用
農業が大好きなあなた!その農業の楽しさをぜひ教えてください!