こんにちは!ギフト探しの山猫さんの運営をしている朔(さく)です!
ここからは、当サイト「ギフト探しの山猫さん」を立ち上げた経緯について、僕の個人的な体験をお話しします。この物語は、人とのつながりの大切さを再認識し、それが私の人生の原動力となっていく過程を描いています。
1. つながりが生きる原動力に
大学卒業前、私は深刻な自己疑念に陥っていました。薬剤師を目指していたにもかかわらず、接客業務が大の苦手だったのです。周りの学生が就職活動を始める中、私は自分の将来に絶望感を抱いていました。「薬剤師になりたい」と言って親に資金を出してもらったのに、その道を歩めないダメ人間になってしまったと感じていたのです。生きる意味を見失いかけていました。
しかし、そんな中でも私には大切にしたい友人や家族がいました。彼らを幸せにできれば、それだけで十分だと思えるようになりました。大切な人々を想うことが、これからの人生を生きていく原動力となったのです。
そこで、以前経験があった農業を副業として始め、同時にフリーランスのライターとして医療系の文章を書くことで、医療従事者の友人たちを支援しようと決意しました。大学卒業後は、このような形でフリーターとして活動を始めたのです。
2. おすそ分けの文化に感動
副業のつもりで始めた農業でしたが、ある重要な出会いがありました。それは、おすそ分けを通じて人々とのつながりを大切にしている農家さんとの出会いです。この経験から、「大切な人に贈り物ができて、つながりを意識できる農業こそが自分の進むべき道だ!」と強く感じるようになりました。
この気づきは、定年退職後に家庭菜園を始め、近所の人々に野菜を配る人々の姿とも重なります。彼らもまた、人とのつながりを大切にするためにそうしているのかもしれません。
3. 「贈りもので縁をつなげる」という使命
一時は農業だけが自分の道だと信じていましたが、どこか本心とずれているような違和感を覚え始めました。そんな時に出会ったのが「世界は贈与でできている」という本です。この本を読んで、私の中でいくつかの考えが繋がりました:
- 贈りものは大切な人とのつながりを再認識させてくれる
- つながりを感じられれば、人生に意味を見出せない人でも、生きる原動力になるのではないか
- 「贈る」という行為のハードルを下げることで、世界のどこかにいる二人の縁を繋ぎとめることはできるのではないか
これらの考えから、私は新たな決意をしました。自分の周りの人々を大切にしながら、同時に世界のどこかにいる私のような人の役に立つことができるのではないか、と。
そこで私は、「誰かを想い、贈りものをする」という愛の行為をもっと気軽にできるような活動をしようと決意しました。この決意が、現在の「ギフト探しの山猫さん」というサイトを作るきっかけとなったのです。
このように、私の人生の転機を経て、人とのつながりの大切さを再認識し、それを多くの人々に広げていく使命を見出しました。「ギフト探しの山猫さん」は、そんな私の思いが形になったものなのです。